「すまんのう」気づかい全開の高齢者にヘルパーほのぼの【介護漫画】

訪問介護のヘルパーは高齢者のいろんな素顔を見ることができます。毎回が同じわけではありません。ある日、いつものように利用者男性のお宅を訪ねると……。
訪問介護の一幕を漫画とコラムでお伝えします!

「ハッスルしすぎて…」自宅で寝込む高齢男性

訪問介護のお仕事は、同じ利用者さんであっても毎回同じではありません。実にいろいろなことが起こります。それは元気な方でもあてはまり、要支援1で生活援助サービスを利用する作中の利用者さんもそうでした。

5月末、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言が解除となり、高齢者の皆さんの生活にも活気が戻りました。どの利用者さんも「デイサービスが始まって嬉しい!」「自治会のみんなに会える!」と、たまったストレスを発散するように動き出していました。

しかし作中の利用者さんは、ちょっと張り切り過ぎたようですね。近所の老人会のメンバーで必ず週1回行っているグラウンドゴルフ。ひさびさのグラウンドゴルフで活躍したかったのでしょう。

喜び勇んで参加したは良いものの、力んでフルスイングしたあと、激しい腰痛に。その場では何とか歩けたみたいですが、帰ってから腰の調子が悪くなり、四つん這いでしか移動できなくなってしまいました。

可哀想ですが、グラウンドゴルフを楽しみにしていた気持ちが伝わってきて、なんとも和んでしまいます。自粛期間も自宅で素振りしていたくらいですから、相当わくわくしていたんでしょう。

本来布団から動けない体なのに、ヘルパーが掃除を始めると「自分ばっかりジッとしているのは悪い」とゴソゴソと動き出されます。この利用者さんは普段からせわしなく動いているタイプなので、きっと習慣でついつい動いてしまうのでしょう。

新聞を片付けたり、玄関の靴を並べたり…。「ヘルパーさんが来ている間くらい自分もなにかしなくちゃ」という心遣いは分かるけど、「今日は寝ててくださいホント」と懇願するほかありません。体が悪いときくらいはヘルパーに甘えて欲しいんです。

案の定、利用者さんは腰に電撃が走ったようにその場から動けなくなり、再度布団に戻って安静にするほかないのでした。
でも「自分も何かしなくちゃ!」という心がけが、きっとこの方の自立度をキープしているんでしょうね。

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漫画・コラム:藤木 なみき

介護福祉士、福祉住環境コーディネーター2級、認知症介護実践者研修修了、介護予防運動指導員、ビューティータッチセラピスト
2003年より出産・育児をしながら介護職員として働く。訪問介護、デイサービス、デイケア、グループホーム、特別養護老人ホーム、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅など、これまで多数の居宅サービス、施設サービスを経験。現在はホームヘルパーとして働きながら、さまざまな職場での実体験をもとに介護関連のイラストや漫画を作成する。

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