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神奈川県横浜市にある横浜エデンの園は、たくさんの魅力がある介護付有料老人ホームです。特に大きな魅力は2つ。それは、同じ法人が運営する聖隷横浜病院がすぐ隣にあり、健康管理においても安心して生活できること。そして、ご入居者、ご家族、職員の笑顔があふれていることです。
施設長の髙橋美穂子さん、ケアサービス課課長補佐の椛田美和子さん、管理栄養士の北井奈津美さんにお話を伺いました。
<髙橋美穂子さん>
――すぐ隣には聖隷横浜病院があり、ご入居者は安心ですね。協力医療機関が隣接していると具体的にどのようなメリットがありますか?
髙橋さん:緊急時にも速やかに対応してもらえることは、大きなメリットだと思います。
救急対応が必要なときは、まず受け入れてくれる病院を探さなければなりませんが、速やかに受け入れてもらえる病院が隣にあるのは、ご入居者にとっても職員にとっても心強い体制です。
横浜エデンの園と聖隷横浜病院は、どちらも社会福祉法人聖隷福祉事業団が運営しています。そのため、医師や病院スタッフとは速やかな連携ができています。
<聖隷横浜病院 外観>
――いざというときに安心ですね。認知症の方も入居できるのでしょうか?
髙橋さん:はい、認知症の方も大丈夫です。症状によっては医療と連携しながら、その方に合ったケアをさせていただきます。
看護師が24時間常駐していますし、介護の体制に関しては、職員1名に対してご入居者は1.6名です(2025年2月末時点)。特別養護老人ホームの人員基準は、職員1名に対してご入居者は3名ですので、それに比べると、かなり手厚い介護サービスをご提供できていると思います。
<椛田美和子さん>
――横浜エデンの園では、手厚い介護サービスだけではなく、さまざまな機器を取り入れてご入居者の安全を守っているそうですね。
椛田さん:全居室に見守り支援システムを導入しています。室内の人感センサー、温度湿度を測定できるセンサー、ドア開閉センサー、それからベッドにもセンサーがついており、室内での動きが分かるようになっています。安全に生活していただくためには欠かせないものです。
ご入居者の体調やADL(日常生活動作)に合わせたアラート設定もできるため、ベッドから離れたとき、トイレに入ったときなど、必要に応じて職員が持っているスマートフォンに通知が届く仕組みです。
これにより、ご入居者がトイレにいるのか、ベッド上で寝ている、または起きているのかなど、その方がお部屋のどの場所にいるのかがわかります。また、ベッドセンサーでは、睡眠の質、心拍、呼吸数なども把握できます。
これらの情報はモニターを通して職員がリアルタイムで把握でき、日々のデータは蓄積されます。
センサーを導入したことで、夜中の目視での巡視はほぼ必要なくなりました。センサー導入前は、ご入居者の就寝中に何度も扉を開けて入っていたので睡眠の妨げになっていましたが、導入後は静かな環境でお休みいただけ、異変があればすぐに職員が駆け付けられる体制です。
トイレの時間や睡眠時間などのデータはご入居者ごとに蓄積されるので、根拠のあるケアプラン作成にも役立っています。
今後は排尿センサーも取り入れ、夜間の睡眠を排泄が阻害していないか、といったモニタリングもしていく予定です。横浜エデンの園では徐々にデジタル化が進み、ご入居者の安心・安全や、職員の負担軽減にも役立っています。
<横浜エデンの園 外観>
――横浜エデンの園では、ご入居者、ご家族、職員の笑顔を大切にされていますね。ご入居者を笑顔にするためにどのようなことを心掛けていらっしゃいますか?
髙橋さん:ご入居者のこれまでの生活や性格はそれぞれ違うため、お一人おひとりに合った介助をすることが大切だと思っています。
当施設では、起床や就寝、食事の時間はある程度決まっていますが、それぞれがその方なりの過ごし方をされています。私たちはそこに寄り添った介助をすることで、ご入居者には必然的に笑顔になっていただけると思っています。
椛田さん:介護職員の立場からすると、ご入居者がご自宅にいた頃の暮らしをどこまで再現できるかが重要だと思っています。再現するためには、長年使っていた馴染みのものを近くに置いたり、ご家族が頻繁に会いに来られたりすることが大切です。
経験上、ご自宅と同じような環境が整うと、ご入居者は笑顔で過ごせることが多くなります。
担当の職員は、その方の馴染みのもの、喜んだことなど、ご入居者の細かい情報まで把握するように心掛けています。
<北井奈津美さん>
――お食事の面ではいかがですか? 食事の時間はご入居者がもっとも笑顔になりそうですね。
北井さん:ご入居者には、「これおいしいね」はもちろん、「今日の献立は何かな」「斬新な味ね」というのも含めて、食事を楽しんでいただきたいと思っています。
通常の献立や、クリスマス、おせち、雛祭りなどの行事食は、調理師と相談しながら、楽しんでいただけるものを考えています。
通常の献立では天ぷらが人気ですね。春は山菜の天ぷら、秋はかぼちゃの天ぷらなど、旬の食材は特に喜んでいただけます。
行事食ではエデン寿司が好評です。元寿司職人の調理師が中心になって、最近では年3回ご提供しています。普段1口、2口しか食べられない方も、「お寿司ならがんばって食べるわ」と楽しみにされています。
また、温かいものは温かく、冷たいものは冷たく召し上がっていただきたいので、調理場から各階のデイルームにお食事を運ぶときには温冷配膳車を使っています。
温かいものは、できたてのような熱々な状態を保てるので、おいしく召し上がっていただけます。
<横浜エデンの園 夕食の一例>
――ご入居者から食事の感想や要望などを聞くことはありますか?
北井さん:昨年度から、調理師がご入居者に献立や味の感想をお伺いする取り組みを始めました。気軽な雰囲気の中で伺うことで、さまざまなご意見をいただけています。
「味付けが甘かった」「量が多くて食べられない」など、いただいたご意見を参考に少しずつ調整しています。
<横浜エデンの園 居室>
――ご家族が笑顔でいるためにはどのようなことを心掛けていますか?
椛田さん:ご家族との関係性を築くことはとても大事です。サービス担当者会議やご家族が面会される際には、「ご自宅ではどう過ごされていましたか?」などと伺い、ご入居者の生活をより良くできるヒントを探すようにしています。
また、ご入居者が話していたことや行事に参加したときのご様子を、ご家族にも共有するようにしています。ご家族が知らなかったご入居者の様子を知れるので喜んでいただけますし、私たちの姿勢も伝わるので、とても大事ですね。
北井さん:ご入居者のポジティブな情報をお伝えすることで、ご家族に安心していただけるようにしています。
例えば、夏場は食事の量が少なくなりがちなので、ご家族が心配されることがあります。そのときは「食事の量は落ちていますが、足りない分はアイスクリームでエネルギーを補っています」などと、事実とともにポジティブな要素もお伝えしています。安心していただくことが、ご家族の笑顔にもつながると思っています。
<横浜エデンの園 スタッフ>
――職員を笑顔にする取り組みについてはいかがですか?
椛田さん:まずは、見守りシステムなどを活用し、業務を効率化させて職員の負担を減らすことがひとつです。そして、ご入居者の笑顔を引き出すための職員のアイデアは、なるべく実現できるようにしたいと考えています。
当施設の職員はご入居者に対して熱心に検討しており、「この方にはこんなケアをしたらより良いのでは?」といった意見が上がってくることがあります。
その意見が実際にケアプランに組み込まれることもあり、自分のアイデアでご入居者の生活が良くなれば、それは職員のやりがいや笑顔にもつながります。
――最後に、横浜エデンの園への入居を検討する方にメッセージをお願いします。
北井さん:管理栄養士として、食品の安全・安心、衛生面をきちんと配慮しながら、ご入居者に日々のお食事を楽しんでいただけるように心掛けています。
今後も工夫や改善を継続し、よりおいしいお食事をご用意できるようにして参ります。
椛田さん:横浜エデンの園には、医療依存度の高い方、認知症が進んでいる方など、さまざまな状態の方がいらっしゃいます。
どのような状態の方であっても、その方の生活が以前と同じく安心したものであるように、できればそれ以上に素敵な時間になるように、お手伝いしていきたいと思っています。
髙橋さん:入居を検討される方は、ぜひ体験入居をしてみてください。体験入居の前には必ずご本人と面談し、その方に合ったケアプランを立ててから体験していただきます。その方によってケア内容は違うので、そこも含めて体験していただけたらと思います。
横浜エデンの園の大きな魅力は、お一人おひとりに寄り添い、その方の生活ペースに合わせたケアをしていることです。また、いちばんの特徴は、病院がすぐ隣にあることです。健康管理の面でも安心してご入居いただけますので、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
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