田村厚労相「やって頂かなければ困る」 介護施設に検査実施を強く要請

田村厚労相 2021年4月撮影

田村憲久厚生労働相は25日の閣議後会見で、新型コロナウイルスの感染者を早期に見つけようと展開している介護施設の集中的検査について、積極的に受験するよう改めて強く要請した。【Joint編集部】

「検査を受けて頂かなければならない。やって頂かなければ困る」。

田村厚労相はそう強調。「まずは施設側に受検の意思を持って頂くことが大事だと思っている」と続けた。

集中的検査は既に多くの施設で実施されているが、受検に消極的なところも一部にあるのが実情。感染者が見つかると経営に悪影響が及ぶ、あるいはスタッフがいなくなって運営できなくなる、と懸念する施設があるとみられている。

田村厚労相は会見で、「感染者が出た場合のフォロー、応援は都道府県単位で取り組んでいる」と説明。「もしクラスターが発生したら介護施設は更に大変な状況になる。そうした事態をなるべく避けるためにも、集中的検査にご参加頂きたい。行政検査なので費用はかからない」と呼びかけた。

厚労省は今月18日、感染者が見つかった場合に活用できる支援策などを網羅的にまとめた通知を発出している。

提供元:介護のニュースサイトJoint

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