「お母さんが倒れた」父だけでなく母も…?思いがけなかった突然の電話[介護漫画]

白血病の診断を受けた父は再び入院することに。
そんななか、入院準備中の母親が片頭痛をうったえます。

前回を読む

「片頭痛が続いてるねん」

紅葉が色づきはじめたある日、僕は休日で昼過ぎまで昼寝をしていました。

電話が鳴りディスプレイをみると非通知番号。普段であれば、ただのセールスだろうとスルーするところです。

鳴り止まないため、受話器を取ってみると思いがけない連絡でした。
「お母さんが倒れた!」

僕の頭の中はクエスチョンマークであふれていました。午前中に普通に母と会話していたからです。

近所で家を建てた新婚さんにご挨拶とお祝い金を渡すため、僕が昼寝をする前に外出していきました。

思いだしてみると、母はゆるい偏頭痛がすると言っていました。もともとの偏頭痛もちで激痛でもなかったため、別段気にはしていない様子でした。

いつもと少し違うのは、頭痛薬を飲んでも鈍痛がとれないとのこと。

翌日には台風が本州を横断するとのニュースが流れていたので、その気圧の乱高下が原因ではないかと会話をした記憶があります。

母はこれまで家族を介護する人生を歩んできましたが、特に大病を患ったこともなく、しいていえば加齢による膝の痛みで定期的に通院していたくらいです。

なので受話器を取って「倒れた!」聞いたときは、段差でつまづいてこけたのか?程度に思いましたが、結果としては違ったわけです。

なぜ倒れたのかは次回お伝えしますが、高齢になれば自己診断ではなく、違和感があれば専門機関を受診すべきです。この出来事はそんなふうに強く思うきっかけになりました。

前回を読む

次回を読む

第1話から読む

この記事をシェアする

漫画・コラム:やまデザイン

イラストレーター・デザイナー
WEB系デザイナーとして地元企業に正社員勤務していたが、父と母の両親2人の介護のため、ボーナス支給直前にやむなく介護離職(涙)。現在、WEB系漫画・イラスト・デザイン関係の3本柱でフリーランスとして田舎で奮闘中。

ハートページナビは、介護保険・介護サービス事業者情報誌「ハートページ」のWebサイトです。
ハートページ誌は、全国約70市区・約100万部を発行する業界最大級の介護情報誌。20年を超える歴史(2001年創刊)、カバーするエリアの広さ、発行部数、各自治体や連絡協議会と連携し制作された信頼性の高さで、介護に関わるみなさまより高い評価を得ています。
ハートページナビでは、介護情報を専門に扱うサイトとして、介護に関わる皆さまに必要な情報、役立つ情報などを掲載しています。

おすすめコンテンツ

メニューを閉じる