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【12月レク】感謝を伝える年賀状作り&定番クリスマスがおすすめ!

【12月レク】感謝を伝える年賀状作り&定番クリスマスがおすすめ!【12月レク】感謝を伝える年賀状作り&定番クリスマスがおすすめ!

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12月はビッグなイベントがたくさんあるけど、おすすめは定番のクリスマス会と年賀状作りだっポ!身近な人に感謝を伝える年賀状作りレクの成功事例も紹介するね。

12月は師走とも呼ばれ、毎日があっという間に過ぎていきます。施設やデイサービスにとっては、年末年始のスケジュール調整や対応などの業務が増える時期です。年の瀬はやらなくてはいけないことが普段よりも多くなり、忙しさを感じることも多いかもしれません。

高齢者にとっては、本格的に寒さが増して外出するのも体を動かすのもおっくうに感じられるのが12月です。活動量が低下すると、食欲が落ちる、夜あまり眠れなくなるなど体調への影響が出ることも。
高齢者が風邪やインフルエンザの予防に努めるには、無理なく体を動かす工夫が必要ですが、ここではクリスマスと年賀状作りのレクリエーションを紹介します。


ライター寺岡純子(主任介護支援専門員)
著者:寺岡純子
主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)/看護師
病院勤務を経て介護保険制度の開始に伴い介護業界に転向。大手介護事業者の管理職を経て、医療と介護の幅広い知識と豊富な経験をもとに合同会社カサージュを設立。企業理念は『介護に携わるすべての人がHappyに』。


12月のおすすめレク① クリスマス

12月のイベントといえば何といってもクリスマスですね。若いときには子どもと一緒に家でクリスマス会をしたという高齢者も多いかもしれません。

高齢者が家族などと過ごしたクリスマスの楽しい思い出は、話すことで回想法になります。レクリエーションの場面だけでなく、日々のコミュニケーションのなかで思い出を取り入れるのも良いでしょう。

また、12月は多くの介護施設やデイサービスでクリスマスツリーの製作クリスマス会を行います。
おやつレクとしてクリスマスケーキを作るのもおすすめです。グループでワイワイ言いながら、スポンジケーキに生クリームや果物で飾りつけをしても良いですし、カップケーキにめいめいが飾りつけをしていくのもそれぞれの個性が出て楽しめます。

クリスマスの時期は街もイルミネーションや音楽であふれ、音楽レク音楽療法を行うにはとても適しています。
この時期にはゴスペルグループのボランティアも盛んです。普段接することが少ないゴスペルに触れるのも、高齢者にとっては良い刺激になるでしょう。
しかしこの時期は介護施設で活動するボランティアが一番忙しいと言われているため、来てもらえない可能性もゼロではありません。

その場合も、利用者と職員だけで十分楽しいイベントにできます。介護職員が主導して音楽会を開催するのもオリジナリティがあって楽しめます。
クリスマスソングには「赤鼻のトナカイ」や「ジングルベル」など、リズミカルで誰でも知っている曲が多くあります。みんなで口ずさんだり、製作レクで手作りの楽器を準備したりするのも良いでしょう。

12月のおすすめレク② 年賀状作り

お正月の風物詩、年賀状。最近では、作成が負担になることから年賀状じまいをされる方も増えているようですが、なかには本当は出したいのに年賀状を出す相手がいないという高齢者もおられます。
そういった高齢者にもおすすめのレクリエーションが年賀状作りです。

思いがけない人からの年賀状に送った相手が喜んだり感動したりと、送る側も受け取る側もうれしい気持ちになれるのがこのレクの特徴です。
今回は、近くの人に感謝の気持ちを伝える年賀状作りのレクリエーション事例をご紹介します。

デイサービスでの年賀状作り~認知症のワタルさん~

年賀状じまいをするような高齢者は、比較的お元気で毎年たくさんの年賀状を書かれる人でしょう。しかし、介護が必要な状態になると、家族が支援をしてまで年賀状を書くことがないのが現状です。

そこで年末の製作レクとして年賀状作りを企画し、年賀状を送る相手は家族か身近な人にしてもらうことにしました。
年賀はがきのデザインはご利用者の希望や心身の状態に合わせて、たくさん文字を書きたい人用、名前だけを書く人用などいろいろなパターンを用意し、準備万端です。

そのデイサービスには、ワタルさんというご利用者がいらっしゃいます。認知症のワタルさんは妻と二人暮らしで、とても仲の良いご夫婦でした。しかし、認知症の症状が進行するにつれて、妻に対しての暴言が増えたそうです。

職員が「誰に送りますか?」と尋ねると奥さまの名前をおっしゃいました。選んだ年賀はがきは「ありがとう」と書かれているものです。
文字が書けないワタルさんは、自分の名前だけでも書けないかと何度も練習されていました。そのなかからなんとか読めそうなものを切り取ってはがきに貼って見せると、ワタルさんは満足そうな表情をされていました。

年が明け、ワタルさんの通所の日にお迎えに行くと、奥さまは送られてきた年賀状を持って嬉しそうにお正月の様子を話してくれました。
「最近は暴言を吐かれたりして介護が嫌になることもあったけど、もう少しがんばれそう」と、デイサービスに向かうワタルさんを笑顔で見送っていらっしゃいました。

デイサービスでの年賀状作り~一人暮らしのエミコさん~

次は一人暮らしのエミコさんのケースです。エミコさんは子どももなく深い付き合いのある友人もいないので、年賀状を送る相手はいないと言われました。
職員が「お世話になっている人やお礼をしたい人などはいませんか?」と聞くと、ケアマネジャーとのこと。エミコさんは「年賀状を送る相手が見つかったわ」と表情が明るくなりました。
「下手な字でごめんね」と言いながらも、文面や宛先をすべてご自分で書かれました。

そしてお正月、新年早々にそのケアマネジャーがエミコさんの自宅を訪問しました。ケアマネジャーは年賀状にとても感動したとのこと。
それを聞いたエミコさんは、自分の存在が認められたようでとてもうれしい気持ちになったそうです。自分は社会のお荷物になっていると感じていたが身近な人を幸せな気持ちにできる、と前向きな言葉もおっしゃっていました。
その後は、デイサービスでの行動や発言が前向きになっているようにも感じられました。

まとめ

12月は、1年が終わると同時に新しい年に向けた準備の時期です。バタバタと忙しくしがちですが、1年を振り返って人とのつながりを改めて感じることで新しい年に備えられるかもしれません。
年賀状作りのレクはそういった意味でも最適です。年に一度、この時期にしかしかできないレクリエーションをしてみてはいかがでしょうか。

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