スマホやPCを苦手とする高齢者が多いなか、SNSを使いこなす高齢者もいるようです。
ある訪問介護の利用者さんは散策先で撮影した写真をSNSでアップして楽しんでいるそう。でもSNSの楽しさやメリットは他にもあるようで……?
多くの方と繋がることができるSNSですが、高齢者は使ったこともない方がほとんどだと思います。
私たちヘルパーが訪問させていただいている高齢者も、SNSはよくわからない、知らないという方ばかり。
ですがある利用者さんが、「SNSは一人暮らしの高齢者にとって結構便利」だと教えてくださいました。
その方は一人暮らしの80歳男性。下肢筋力の低下から要支援の認定が出たのですが、お子さんやその家族は県外に住んでいるため訪問介護を利用しています。
杖をうまく使用すればトレッキングに出掛けられるほどお元気で、リハビリの延長から運動にハマってしまったとのこと。
他のヘルパーにも「近所の高台にある公園を散歩してきた」などと嬉しそうに話していたそうです。
近頃は出掛けた先のエピソードなどを友人と共有しているそうなのですが、その手段がSNS。
トレッキングや散策に行った先で写真を撮影し、SNS 仲間と共有します。コメントでの交流もあるので「手指を動かすからリハビリにもなる」と大満足。
SNSではご友人方も旅行先や記念日のお祝いの様子などを投稿。それを見て利用者さんは「みんな元気でいるんだな」と安心し、自分も元気でいなければと思うんだそうです。
高齢者にとって体調不良と同じくらい怖いのは、社会とのつながりがなくなること、疎遠になってしまうこと。SNS を通じて他者と繋がればQOL(生活の質)の向上につながります。
それにSNSなら県外に住むご家族も見ることができます。状況を知ることができるので、家族にとっても非常に便利だそうです。
もし高齢のご家族がスマホを持っているのであれば、SNS を始めてみるのもいいかもしれませんよ。
こちらもおすすめ
新着記事