物価の高騰で家計が厳しくなり、節約のために「家計簿をつける!」と決意した高齢者。1年続けていたら、意外な効果もあったそうです。
物価の高騰が止まりません。食品や消耗品、光熱費など、生活に欠かせないものが値上がりしています。
訪問介護の利用者さんは、そのほとんどが年金生活者。そもそも切り詰めていた生活費をさらに切り詰めて生活しています。
3食とも白飯を食べていた利用者さんは、お米の消費を抑えるために朝だけお粥にしました。
ジム帰りに友人とファミレスでお茶をしていた利用者さんは、誘いを断って直帰するようになりました。
物価高で節約せざるを得ない、という理由だけでなく、「孫へのお小遣いやプレゼントはケチりたくない」といった思いもあるようで、みなさん工夫して物価高と戦っています。
この利用者さんは節約を始めるとともに、家計簿をつけるようになりました。支出を客観視したうえで節約しようと考えたようです。
「家計簿をつける!」とヘルパーに宣言してから数カ月。その成果が出たようでした。
それまでは同じスーパーにしか行きませんでしたが、1円でも安い品物を求めてさまざまなスーパーに行くようになったそうです。家計簿をつけるなら「成果を出したい」と思うのだとか。
複数のスーパーを回ったり、ときには少し離れた場所にあるスーパーにも行っている利用者さん。買い物をした日は1日5,000~7,000歩歩くこともあり、ウォーキング効果もあったようです。
出費を減らせて健康にもいい。利用者さんにはこのまま家計簿をつけ続けて欲しいと思います。
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