日本にはまだ食べられるのに捨てられている食品がたくさんあります。これが問題視されてフードロス、食品ロスなどという言葉が出てきました。
テレビでこのフードロスの問題を知った訪問介護の利用者さん。「自分も貢献したい」と早速ある取り組みを始めました。
ですが最初はちょっと失敗も……?
訪問介護の利用者さんの中で、パソコンやタブレット・スマホを活用できる方はとても稀。ほとんどの方は使いこなせなくて、サービス中によく使い方を聞かれます。
「息子にスマホ持たされたんだけど使い方を忘れちゃった」「娘に電話のかけ方を教わって、メモももらったけどよくわからない」などなど。
特に電話の出方がわからないという利用者さんが多くて、ご家族の代わりに説明させてもらうことが多いです。
今回の漫画で紹介した利用者さんも、もともとは機械オンチ。スマホの使い方を覚えるのも一苦労だったのですが、世のフードロス問題を知ったことをきっかけに変わりました。
「まだ食べられるものが捨てられているなんてもったいない。昔(利用者さんが幼少の頃)は残したら怒られるから、出されたものは全部食べていた」。
そんな思い出もあったことから、報道番組で紹介されていたフードロス削減アプリをインストールされたんだそう。
賞味期限が迫っている商品や、出荷できない規格外の野菜などを取り扱っているアプリ。
インストールの仕方がわからなかったので娘さんに協力してもらったそうですが、アプリを入れたものの見方がわからない……。
どうすれば購入できるかもわからなかったので、けっこう大変な思いをされたんだとか。
「この年になって新しいことを始めるのは大変だけど、できる限りのことはしたい」という気持ちで努力され、やがて1人でアプリから商品を購入できるようになりました。
今では娘さんも一緒にアプリで商品を買って、2人でフードロス削減に取り組んでいるようです。
こちらもおすすめ
新着記事