食料品や日用品の価格が上がり、以前と同じものを購入するだけで出費が増えるようになりました。
訪問介護の利用者さんも、孫に買ったお菓子が実は値上がりしていると気づきました。そこで対策を考えたのですが……。
ここ数年、お米・お肉・お魚・冷凍食品などなど、生活に欠かせないさまざまなものが値上がりしています。
誰もが大きな影響を受けますが、年金暮らしの高齢者にとっても大打撃です。
ニュース番組で街頭インタビューされていたおばあさんも、「入ってくる金額は変わらないのに、出ていく金額が上がっていく」「この先どうなるか不安」と言っていました。
訪問介護の利用者さんは、節約アイデアで何とか物価高を乗り切っています。
例えば、ゴミ袋の消費数を減らすために、ゴミはなるべく小さくしてから押し込んで捨てる。トイレのタンクに節水グッズを取り付けるなどです。
鼻をかむときにティッシュではなくさらし(木綿でできた薄い手拭い生地)を使い、丁寧に洗って繰り返し使っている方もいます。
ちょっとダイナミックなアイデアもありますが、皆さんは本気で取り組んでいます。
しかし、節約しようと思ったのに出費が増えてしまった方も……。
こちらの利用者さんは、娘が仕事から帰宅するまで小学生の孫をみています。
ある日、元気いっぱいの孫と一緒に買い物に行くと、「いつもの買って!」とねだられました。お菓子も値上がりしているかも……と思いきや、そのお菓子の価格は据え置きです。
ほっとして購入してから家に帰ると、「コレ少なくなってる……」と孫はがっかりした表情。
そんなはずはないと思ったそうですが、後日ニュースで真実を知りました。それは、価格をそのままにする代わりに、内容量を減らした商品だったそうです。
損をした気分になった利用者さんは、そのお菓子を買うのをやめて、孫には単価が安くて量が多い駄菓子をあげることに。
しかし「これじゃない」と跳ね返されてしまったそうで……。結局いつものお菓子も買うことになり、がっくり肩を落とす利用者さんでした。
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