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9月のおすすめレクリエーションとお月見レクの成功事例

9月のおすすめレクリエーションとお月見レクの成功事例9月のおすすめレクリエーションとお月見レクの成功事例

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はーとん

暑さが続く9月のレクリエーションは、室内での季節イベントや物作りが中心になることが多いかもしれないっポ。
9月にはレクネタになる記念日がたくさんあるからチェックしてみてね。

9月は朝夕の暑さが少し和らいで、だんだんと過ごしやすくなります。しかし、昼間はまだまだ気温の高い日も多いため、高齢者施設やデイサービスなどのレクリエーションでは外出レクを取り入れにくいかもしれません。

9月のレクリエーションは「お月見」がメイン

秋の風物詩といえばお月見ではないでしょうか。
秋の澄み渡った夜空に光り輝く月を見ながら、ススキやお団子を飾るといった光景が浮かんできます。

実際にデイサービスや介護施設では、お月見をイメージした壁画などの制作物や、お団子づくりなどのレクリエーションが多く実施されます。

お月見は、1枚の壁画に満月やススキ、お団子などのいろいろな要素が盛り込めるテーマです。そのため見栄えもよく、飾っているだけで秋の訪れを感じさせてくれるような仕上がりとなるのでおすすめです。

9月は記念日に合わせたレクを取り入れる

9月は語呂合わせなどからいろいろな記念日があります。記念日に絡めたレクリエーションはいかがでしょうか。

9月1日「防災の日」
防災に関連したクイズなどで災害への心構えや備えについて再認識したり、施設内で防災訓練を行ったりしてもよいでしょう。

近年、各地で地震や台風、洪水などの災害が起きています。防災についてみんなで考える機会を持てば、万が一身近で災害が起きたとしても慌てずに行動ができるため、非常に役立つレクリエーションといえます。

9月4日「クラッシックの日」
音楽鑑賞会など音楽に関連したレクをしてもよいでしょう。

9月6日「クロスワードの日」
クロスワードを解くだけでも楽しいのですが、みんなでマス目を埋めていくクイズ大会なども盛り上がります。

9月9日「救急の日」
高齢者にとって救急の知識は重要です。救急車を呼ぶような状況を想定したクイズや健康に関連したクイズなどは、実生活にも役に立つレクリエーションとなります。

9月9日 「菊の節句」
9月9日は五節句のひとつ、菊の節句(重陽の節句)。健康や長寿を願う行事を行います。

菊の節句の日には、雛人形の虫干しを兼ねて雛人形をもう一度飾り長寿を願う風習があり、大人のひな祭りともよばれています。
レクリエーションでは、シックな色やデザインの千代紙を使って雛人形の貼り絵などを制作すると、子供っぽくならずおすすめです。

また、菊の花びらを湯船に浮かべた「菊湯」を楽しむのもよいでしょう。
菊の節句にちなんで、菊を鑑賞する外出レクも季節感があって喜ばれると思います。

敬老の日
敬老の日といえば昔は9月15日とされていましたが、現在は9月の第3月曜日に制定され、大型連休になればシルバーウィークとなります。この時期は、多くの介護施設やデイサービスでは敬老会などが開かれます。

敬老会は、職員が余興などで高齢者に敬いの気持ちを伝えたり、近隣の幼稚園などからの慰問で子どもたちと触れ合う機会をつくったりしても喜ばれます。

9月20日「お手玉の日」
高齢者の中にはお手玉が得意な方もいらっしゃいます。若い職員よりもずっと上手な方もおられるかもしれません。
お手玉だけでなく、昔遊びを取り入れたゲームをしても盛り上がるでしょう。

9月23日頃「秋のお彼岸」
お彼岸は、春と秋に年2回やってきます。
秋のお彼岸にはお墓参りに行く方も多いと思いますが、定番のお供えといえば、もち米をあんこで包んだおはぎです。

おはぎは地域によってあんこやもち米のつぶし方などが異なります。高齢者に馴染みのあるおはぎについて話してもらったり、おはぎを作るおやつレクをするのもよいでしょう。

消極的だったデイ利用者がお月見レクを楽しめた事例

9月の定番であるお月見をテーマにしたレクリエーション。
以前、お月見のお団子づくりレクを通してご利用者に変化が現れたエピソードがありました。

タネさん(仮名)は、脳梗塞の後遺症により右手が不自由で、発語もあまりありません。
週2回のデイサービスは休むことなく通所されますが、ほかの利用者とのコミュニケーションも少なく、そんなタネさんを気にかけて職員が話しかけるというような状況でした。

こんな様子のままデイサービスを続けることがタネさんにとって本当に良いことなのか、ご家族も少し悩んでいたそうです。

そんなある日、デイサービスではお月見にちなんでお団子づくりをすることになりました。
お団子には誤嚥や窒息のリスクがあるため、高齢者のレクリエーションでは白玉粉に豆腐を混ぜて飲み込みやすくするなどの工夫がされます。

あんこ、きな粉、黒蜜などをかけて味を変えたり、白玉粉に抹茶を混ぜて抹茶味のお団子にしたりと、好みに合わせていろいろな味を作ることができるのもお団子づくりの楽しいところです。

タネさんは右手が不自由なため、お団子を丸める作業は難しいと思われましたが、試しにスタッフの手の上に置いたお団子を左手で丸めてみるように促してみたところ、左手を使ってくるくると上手に丸めることができたのです。

普段はあまり積極的にレクに参加する姿勢を見せないタネさんですが、自らお団子をスタッフの手のひらにのせて、左手で丸めるといった作業を続けていました。

その姿を見ていた別のスタッフは、ご家族がタネさんの心配をしていたことを思い出して、その様子を動画で撮影しました。送迎時、その動画をご家族に見ていただくと、ご家族はその姿にとても感動されたようです。

それまでタネさんは何もできないのだと思い込み、家ではすべてを介助し、デイサービスに行っても意味がないのではとも考えていました。それが間違いであったことに気づけたと、とても喜んでいらっしゃいました。

まとめ

9月は残暑も厳しくまだ外出レクは取り入れにくい時期ですが、いろいろな記念日があるので幅広いレクリエーションのネタ選びが可能です。
テーマに合わせて制作物やゲーム、おやつづくりなど、さまざまな種類のレクを考えることもできます。

敬老の日がある9月は高齢者が主役となる月でもあります。参加者の状況に合わせて、みんなが盛り上がれるようなレク選びをしていきましょう。

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著者:寺岡 純子

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著者:寺岡 純子

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合同会社カサージュ代表
主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)、看護師、福祉住環境コーディネーター2級、終活カウンセラー1級
8年間の臨床看護を経て、介護保険の開始に伴い介護業界へ転向。全国展開する大手介護事業者で部長職としてさまざまな介護サービスの運営・人材育成を経験する。医療・介護の幅広い知識と経験を多くの介護事業者に届けたいとの思いから独立。現場・事業者・利用者の視点に立ち、介護に特化した研修や事業者・介護者のサポートを行っている。

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