精神科病棟で働く介護職は、さまざまな患者さまと出会う機会があります。
そのなかでもある女性の患者さまはとても豪快。
ハンカチを拾っただけなのに……?
私が働く精神科病棟には、いろいろな病状の患者さんがいます。
多いのは統合失調症ですが、入院が長引いて認知症になってしまう方も少なくありません。
入院生活は単調なので発症しやすい環境なのかもしれません。
ミツコさん(仮名)はまだ50代の統合失調症の患者さんで、妄想・幻聴などあるようでした。
裕福な家庭で育ったらしく、品が良く礼儀正しく、いつもニコニコしている綺麗な方です。
ただ、傍には他の人に見えない付き人の『かおるさん』がいるようで……。
ある日のこと、ミツコさんが落としたハンカチを拾って届けたところ、大事なハンカチらしくとても感謝されました。
そして『かおるさん』に、私にお金を払うように言いつけたのです。
ハンカチを渡しただけで1000万円もの大金(笑)。他にも、お部屋を掃除すれば1000万、入浴のお手伝いをしても1000万、あっという間に億万長者です。
ミツコさんは『かおるさん』に入金するよう指示するだけではなくて、その後入金を確認してきます。
「入ってました、ありがとうございます」と言えばそれで終わるのですが、入ってなかったなどと言ったら大変なことに。
まさに激怒、普段のミツコさんからは想像できないような勢いで『かおるさん』を怒鳴りつけます。
「今入金されたようです」ですぐに元のミツコさんに戻るので、怒りんぼのかわいいミツコさん見たさに、ときどき「入金されていない」とつい言ってしまう悪い介護職員です。
お礼をしないと気が済まない、本当に律儀な方です。
怒ってもかわいらしいミツコさん、1000万円なんて大金は必要ないですからね(笑)。
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