介護保険外サービスの情報を利用者や家族らへ提供する際の「手引き・ポイント集(保険外サービスを含む多様な地域資源について利用者や家族等に情報提供する際の手引き・ポイント集)」が新たに公表された。【Joint編集部】
国の昨年度の調査・研究事業(老健事業)で作成されたもの。厚生労働省は今月11日、介護保険最新情報Vol.1503で現場の関係者へ広く周知した。
手引きでは、ケアマネジャーや地域包括支援センターの専門職らに期待される役割を解説している。利用者や家族らがそのニーズに合ったサービスを適切に選択できるよう、主に以下の3点が大切だと促している。
◯ 情報収集・整理:多様な情報源からサービスの内容や料金を比較しやすい形で管理する。
◯ 情報提供と選択支援:保険内外の違いを分かりやすく説明し、複数の選択肢・解決策を示して主体的な判断を支える。
◯ 利用開始後のフォロー:定期的な聞き取りやモニタリングを通じて利用状況や満足度、生活状況の変化を確認し、継続的にフォローするよう努める。
このほか、本人の自立支援や介護予防の観点からサービスの必要性を判断する後押しも重要だと指摘した。
背景にあるのは1人暮らしの高齢者やビジネスケアラーの増加だ。ホームヘルパーなどの深刻な人材不足もあって、地域では保険外サービスのニーズが高まり続けている。一方で、利用者や家族らは保険適用の有無や事業者の違い、サービスの内容・質を判断することが難しいなど、その有効活用に向けてはまだまだ課題が多い。
厚労省は手引きで、多様なサービスの活用が利用者のQOLの向上につながると説明。ケアマネジャーを追い込む無理なシャドウワークを減らし、専門性の高い本来業務に集中できる環境の整備にも結びつくと意義を解説した。
具体的なコンテンツとしては、情報の収集・整理・提供や選択支援の流れ、留意点などを時系列でまとめた。需要の大きい「生活支援」「配食」「移動支援」「訪問理美容」の4分野については、具体的なユースケースや代表的な事業者例、現場で使えるチェックポイントなどを紹介している。
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