ある訪問介護の利用者さんはとっても占い好きです。テレビの占いも欠かさずチェックしています。
ある日ヘルパーが訪問すると、なんだかソワソワした様子の利用者さん。どうやら占いに関係しているようで……。
オミクロン株が猛威を振るい、心配な状況が続いています。当事業所の利用者さんは今のところ元気にお過ごしですが、まだまだ気を許せません。
私達ヘルパーも予防を徹底して訪問に臨んでいます。皆さまも十分お気をつけくださいね。
最近知ったのですが、当事業所の利用者さんの中に、とっても占いに精通している女性がいます。
その方はご主人に先立たれてお一人暮らしなのですが、少々足腰が弱い程度でとってもお元気。デイサービスにも通われています。
その方のお宅へいつもサービスに入っているヘルパーが急遽お休みとなったので、はじめてサービスに入らせていただくことに。
デイサービスへ行く準備のお手伝いと服薬確認です。
急なヘルパー変更にも「いいわよ!」と柔軟に対応してくださいました。
訪問してすぐ、その占い好きを発揮。「あなた誕生日は?下の名前は?占っていい?」と質問攻めです。
最後になぜか「私に何か言いたいことない?」とおっしゃったので、「お元気でいてくださるだけで十分です」と伝えると利用者さんの瞳はウルウルに。
聞けば朝の占いが「来訪者がいい知らせをくれる」だったとのこと。「予知やお告げより嬉しい!」と涙ぐまれていました。
この利用者さんの占い好きは毎度のことのようで、いつも担当しているヘルパーは「質問責めで困ったでしょ?」と笑っていました。
高齢になると無気力になったり気鬱になったりする方が多い中、夢中になれることがあるのはステキです。
この利用者さんの元気を支えているのは、間違いなく占いへの探求心だろうと思いました。
こちらもおすすめ
新着記事