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健康格差、解消されず 喫煙や健診に所得間で違い 厚労省調査

健康格差、解消されず 喫煙や健診に所得間で違い 厚労省調査健康格差、解消されず 喫煙や健診に所得間で違い 厚労省調査

厚生労働省は14日、2018年の国民健康・栄養調査の結果を公表した。【Joint編集部】

個々の経済状況に伴う“健康格差”が十分に解消されていない実態が改めて報告されている。

平成30年「国民健康・栄養調査」の結果

所得が200万円未満の世帯は600万円以上の世帯と比べ、習慣的にたばこを吸っている人の割合や健診を受けていない人の割合、歯の本数が20歯未満の人の割合が高かった。歩数の平均値も所得の低い人の方が少なくなっていた。

厚労省の担当者は、「健康寿命の延伸に向けて“健康格差”を無くしていきたい。今回の調査結果を今後の施策に活かしていく」と話した。

この調査は2018年11月に実施されたもの。全国の5032世帯が対象で、65%の3268世帯から有効な回答を得たという。

例えば喫煙。習慣となっている男性は所得600万円以上が27.3%、200万円未満が34.3%だった。女性は600万円以上が6.5%だった一方で、200万円未満は13.7%。倍以上の開きがみられた。

健診を受けていない人の割合も格差が大きい。男性は600万円以上が16.7%、200万円未満が40.7%。女性は600万円以上が26.1%、200万円未満が41.1%となっている。

今回の調査ではこのほか、生活習慣病のリスクを高めてしまう量のお酒を飲んでいる割合が、高所得の人ほど高い傾向にあることも分かった。また、65歳以上の低栄養の人は男性が10.3%、女性が20.3%だったとも報告されている。

提供元:介護のニュースサイトJoint

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