介護職の夜勤ではいろんな出来事が起こります。そのひとつが患者さんのちょっとだけ困った行動。
夜中は患者さんにゆっくり寝てほしいところなのですが……。
夜勤は日中と比べてルーチン業務が少なく、睡魔との闘いです。
そんな夜勤の最中に介護職が困ってしまうのは、やっぱり寝てくれない患者さんでしょうか。
睡眠不足や昼夜逆転の生活によって、患者さんの精神症状が悪化してしまうこともあります。
なので昼間は離床を促し、夜間は睡眠剤でリズムを取り戻してもらうなどの工夫が必要です。
それでも夜になると元気になってしまう患者さんたち。もしかしたら頭は冴えているのかもしれませんが、体がフラフラなこともあるので目が離せません。
「私は看護長だから」と巡視のたびについてきてくれる患者さん、大きな窓を鏡代わりにダンスの練習に励む患者さん……などなど。
誰でも眠れない日はあるものですが、夜間は静かに過ごしていただかないと他の患者さんに影響が出てしまうので困ってしまうんです。
夜になると人恋しくなるのか、目が覚めるとホールに集まってくる患者さんも。そんなときは30分ほどお話をするようにしています。
会話をすると患者さんは気がすむのでしょう。「おやすみ」とお部屋に戻っていただけて、私の眠気もさめるので一石二鳥です(笑)。
できるだけ寝ていただけると、介護職の夜勤中の心配事も減るので助かるのですが……。何十人もいる患者さん全員が朝まで熟睡するのは無理かもしれませんね。
でもちょっと困る反面、予想外の行動に癒されてしまうことも実は多いのです。
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