母親の容体が悪化し、病院で医師から詳しい説明を聞くことに。しかしそれは、思っていたよりも覚悟が必要な状態でした。
母の容体が悪化したとの電話を受け、詳細を聞くために病院へ向かうことにしました。
担当医から告げられたのは、腎盂腎炎(じんうじんえん)という今まで聞いたことのない病名です。
医師の説明によると、病状が悪化すると敗血症の可能性も出てくるため、抗菌剤を点滴投与して熱が下がるのを祈るしかない、とのことでした。
問題は、長い間寝たきりの母に菌に対抗するだけの体力が残っているかどうか。それが生死の分かれ目になるそうで、看護師と医師が24時間の体制でモニタリングしてくださるとのことでした。
僕が「あとどれくらいもつか正直に教えてもらえますか?」と問うと、担当医からは「おそらく2、3日が峠です」と……。
最期の日が見えた瞬間でした。頭が真っ白になり、正直その日の帰りの記憶はありません。
そして、夜中に自宅で仕事をしていて寝落ちしてしまった朝5時。電話がけたたましく鳴り、ディスプレイを見ると連絡は病院からです。
昨日の今日でまさかとは思いましたが、母の容体が急変したという連絡でした。
ついにこの日が来たかと、覚悟を決めた瞬間でした。
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