利用者さんをデイサービスに送り出すサービス中のこと。車椅子に座っていたはずの利用者さんが消えてしまい……?
息子や娘が、お母さん・お父さんを施設に入れたくないと思っている。もしくは介護を必要としている本人が「施設は嫌だ」と言っている――在宅介護はそんなふうにスタートするのですが、これを維持していくのは非常に大変です。
私たちヘルパーは、利用者さんが在宅生活を維持できるよう、さまざまなサポートをしています。
そのひとつが「デイサービス送迎」のお手伝いです。送迎車は家の前まで来るのですが、バッグを持って玄関まで行き来できない方のためにサポートしています。
こちらの利用者さんは、足の骨折で入院し、退院したばかりで車椅子が必要でした。
しかし後から聞いた話だと、そのときには伝い歩きができるほど回復していたんだとか。もともと立ち仕事をしていた方だったので、回復が早かったのでしょう。
ケアマネさんからは「車椅子での移動」としか聞いていませんでした。利用者さんが自分の足で車椅子から立ち、デイサービスの送迎車に乗り込んだときは、私もデイサービスの職員さんもビックリです。
軽度の認知症も患っており、目を離すことができない方だったため、とても焦りました。
この方のデイサービスへの「送り」と「迎え」は、どちらも私が担当です。
デイサービスに行くときは「無事に乗ってくれてありがとうございます」と声を掛け、帰って来たときは「無事に帰ってきてくれてありがとうございます」と声を掛けています。
それまで何回か一人でトコトコと歩いて送迎車に乗ってしまうことがあったので、今後は車椅子ではなく歩行器やシルバーカーがいいのでは、という話が進んでいます。
事故防止のためには、とにかく安全に移動していただきたいと思っています。
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